Chapter 3 子供が産まれて、我が人生の巻き返しのはずが・・・
- Oyakobilingual
- 2023年3月15日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年3月16日
30歳の時に結婚し、それを機に航空関係の仕事も辞めて京都へ。
翌年、第一子を出産。
自分の子供にだけは私と同じ思いをさせたくない。
自分の子供にだけは英語に時間をかけてほしくないし、
英語を手段として自分の得意や好きを見つけてほしい。
それをするには幼い頃、しかも親子の関係が密な時にスタートしよう。
そう思って、子育てにゆる〜く英語を取り入れていきました。
ほんとにみなさんが想像している以上にゆるかったです。
たまに英語と日本語が書いてある絵辞典を読んでみたり、
たまに英語の歌を一緒に歌ったり、
月に1回児童館の英語の読み聞かせに行ってみたり
その程度でした。
上の子が3歳になった頃、
たまたま行った動物園の出口で某大手英語教材の販売員さん
に出会いました。
子供が風船欲しさに立ち寄ってなかったら
きっとスルーしてただろうなと思います。
その時販売員さんとお話ししたのがきっかけで
それまでやってるかやってないかわからない程度だった
おうち英語熱が沸々と湧き上がり、
「自分の子供をバイリンガルにしたい」
と強く思うようになりました。
散々悩んだ結果、なけなしのお金を叩いて当時80万円ほどした
教材セットを購入しました。
初めてすぐはDVDを見て楽しんだりしていましたが
2,3週間もすると、
「別の動画がいい!」
「これ嫌だ!」
などと子供の反応が怪しくなってきました。
子供が乗ってこないと
こちらも面倒くさくなって
少しずつ遠ざかっていきました。
なんとか継続しようと週に一回英語ネイティブの先生に
電話をかけるというサービスを利用しましたが、
「今日はお電話する日だね〜」
と事前にお約束していても
その時間になったら嫌がって電話に出ようとしない。
そんなことが何回か続き、
続けること自体がストレスになっていきました。
正直、子供がやらないことにイライラすることも
増えていったと思います。
そして、1年ぐらいたったある日(うろ覚えですが)
子供が「ママ、英語やめて」って言ったんです。
ほんとにショックでした。
「子供のためにと思って大金を叩いて
時間を調整して一生懸命やってきたのに・・・」
それから上の子が9歳になるくらいまでは英語から遠ざかっていました。
時々、私が独り言で英語で話す。
たまに私の英語話者の友達と遊ぶ。
2年に1回くらい海外旅行に行く。

その程度でした。
一方でこの頃、私自身はまだ英語しかない自分にコンプレックスを抱えていて
「キャリアを作りたい」
という思いから、
またまた英語でできる仕事ということで
日本語教師を目指すことにしました。
その頃、プライベートで色々なことが重なり、夫が倒れ、私が家計を支えることになってしまいました。 正直なところバイリンガル育児どころではない状況が続きました。
この頃はとっても子供にもイライラしていたし、向き合う時間も取れないし、
今振り返ってもとてもじゃないけど親子関係はいいとは言えませんでした。
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