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Chapter 2 海外留学からまさかのニート?!

更新日:2023年10月19日



しかし、夢だった海外留学から帰ってきていざ就職しようとしたら、

したい仕事が見つからない・・・

就職活動をしてみても全部ピンとこない・・・

就職先の検索窓に「英語」と入れるけど、そのあと、

何がしたいかわからない・・・


気が進まないまま就職活動を少しだけして、

面接官に言われた一言がいまだに忘れられません。


「英語ができるのはわかるんだけど、

それで何がしたいのかな?」


今まで一生懸命英語を習得することだけに躍起になって

その目標を達成できたと思ったのに、ここにきて、

これまでの自分を思いっきり否定されたような気分になりました。


他の教科が疎かになる程、こんなに英語に時間をかけたのに。

発音だってあんなに頑張ったのに。


その時は本気でこのままニートになりたいと思うほど

落ち込みました。


この時分かったことは、

本来は英語は手段のはずなのに英語そのものが目的になってしまっていた

ということです。

だから、英語で何がしたいか全くわからなかった…。


その後、英語関係の仕事を転々としていきました。

父の勧めで働いた地元の予備校講師やALT(英語の先生)の派遣の立ち上げなど。


1~3年続けては「何かが違う」と辞めて

というのを繰り返していました。


一番長く続いたのは航空会社のハンドリング会社。

ここは結婚するまでの五年間勤務しました。

それなりに楽しかったのですが、

それでも正直、



「飛行機が好きなわけでもなくキャビンアテンダントになりたいわけでもない」


そんな悶々とした気持ちを抱えながら


「英語が使える職業だから」

「これまで仕事を長く続けたことがないから」


という理由だけでなんとか勤め続けました。




こうして振り返ると大したキャリアも積めず、

ふらりふらりと自分探しをする放浪の旅でした。


そんな英語しかできないという 一見贅沢にも見えるコンプレックスを抱えたまま

悶々とした20代を過ごしました。


その後、結婚出産と大きなライフステージがあるわけですが、

子供が生まれたのを機に自分の人生の巻き返しを図ろうと試みることになります。


 
 
 

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